不動産

2010年5月4日火曜日

ダイバーのメディカルチェック

ダイバーのメディカルチェックでよくある質問をまとめました。

【気管支喘息】
気管支喘息では、水中で肺が破けたり、運動能力が低下することが問題になります。
子供の時に気管支喘息といわれたことがあって、現在は症状がない方でも、検査をすると気管支喘息が続いていることがあります。
誕生してから今までに、気管支喘息といわれたことが一度でもあれば、医師を受診して、完全に治っているかを確認する必要があります。

【気管支炎】
気管支炎の症状には、咳や痰があります。
水中で起こる咳、または痰による気管の閉塞は、肺の外圧外傷の誘因になります。
また、水中の咳込みは、溺れの原因にもなります。
気管支炎があるときは、ダイビングをやめておきましょう。
過去に気管支炎にかかったことがあって、現在は完治しているという方は、医師を受診する必要はありません。
現在、気管支炎を思わせる何らかの症状(咳、痰など)がある方は医師を受診する必要があります。

【風邪】
風邪をひいているときは、耳抜き不良や耳のリバースブロック、副鼻腔スクイズ、副鼻腔リバースブロック、肺破裂(咳による)などを起こす可能性が高くなります。
風邪をひいているときは、ダイビングはやめておきましょう。

【アレルギー性鼻炎】
アレルギー性鼻炎(鼻水と鼻づまり)があるときは、その重症度とは関係なく耳抜きができにくくなることがあります。耳抜きができにくいと、中耳腔のスクイズやリバースブロックを起こして、鼓膜や内耳窓(中耳と内耳の間にある薄い膜)を傷つけることがあります。内耳窓が破れると、めまい、耳鳴り、難聴が出現して、その後遺症が一生続くことがあります。
耳抜きができにくい時や、鼻づまり、鼻汁がひどい時は、その日のダイビングはやめましょう。
アレルギー性鼻炎の症状がひどい方は、医師に相談する必要があります。

【中耳炎】
中耳炎にかかっているときは、ダイビングをすると悪化することがあります。治ってからにしましょう。
また子供の頃に反復して中耳炎にかかった方の中には、鼓膜が薄く弱くなっていたり、穴が開いている方がいます。このような方は、耳抜きの時に痛みを感じることなく鼓膜が破け、水が中耳腔に流れ込むことがあります。
子供の頃、反復して中耳炎にかかっていた方は、医師に相談する必要があります。

【血中コレステロール値が高い】
血中コレステロール値が高いと動脈硬化が早く進行し、血管が詰まりやすく、もろくなります。そのため、ダイビング中に心筋梗塞や脳卒中などの病気を起こしやすくなり、陸上では助かる病気も海中で起こすと致命傷になることが少なくありません。
医師に相談した方がよいでしょう。


【気胸】
気胸(肺が破ける病気)には、大気圧下で突然に肺が破ける自然気胸と、ダイビング中に起こる気圧変化が誘因となる気胸があります。
過去に自然気胸を起こしたダイバーは、ダイビング中の気胸も起こしやすいことが考えられています。手術してブラ(破けやすい気腫性の胞)を切除しても、十分そのリスクが減っているとは考えられません。
気胸を起こしたことがある方は、ダイビングはやめておきましょう。

【妊娠】
ダイビングは、お腹の赤ちゃんに影響する可能性があります(奇形、流産、未熟児など)。
胎児では、静脈系の気泡が静脈系に直接流れてしまい、末梢の循環を止めてしまう可能性があります。
ダイビングは、妊娠していないことがはっきりしてからにしましょう。
ただ、ダイビング直後に妊娠に気付いた場合であっても、初期の場合であれば、お腹の赤ちゃんに影響する可能性は少ないともいわれています。

【月経】
月経前または月経中は、減圧症になりやすいかもしれないといわれています。
また、体調不良の時には、精神的にも肉体的にもパフォーマンスが低下します(注意力や運動機能の低下をまねく)。
月経前、月経中だからといってダイビングを中止する必要はありませんが、以上のことに注意してダイビングをするべきでしょう。
鎮痛剤等の服用を希望する場合は、医師に相談する必要があります。

【タバコ】
タバコは、呼吸機能を低下させ、中耳腔や副鼻腔のスクイズを起こしやすくし、心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクが高くなります。
米国では、ダイビング中の死亡の代表的な原因にも挙げられています。
医師を受診する必要はありませんが、タバコを吸わない方よりダイビング中の身体的なトラブルを起こすリスクが高いことを知っておく必要があります。

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